Frode Gjerstad Trio (ノルウェー)
Frode Gjerstad - altosax and clarinets
Jon Rune Strøm - acoustic bass
Paal Nilssen-Love - drums
ノルウェーフリージャズトリオ!!
初めての福岡ライブ!!
2014.05.22(thu)
Fukuoka New Combo
福岡市中央区渡辺通5丁目1-22
092-712-7809
http://www.f2.dion.ne.jp/~combo/
Open 19:00 / Start 20:00
Day 3,500 yen / Adv 3,000 yen
欧州フリー・ジャズ・シーン最後の巨⼈が遂に初来⽇!
これまで数多くの優れた⾳楽家がヨーロッパのフリー・ジャズ・シーンから来⽇しているが、フローデ・イェシュタの初来⽇を《最後の巨⼈の到来》と形容しても過言ではないだろう。
伝統的なジャズ・スタイルに早くから⺠族音楽の要素や国⺠性を反映した美的感を取り入れ、ECM等のレーベルを通じて極めて個性的な⾳楽を世界に向けて発信して来た北欧の小国ノルウェー。国民的サックス奏者であるヤン・ガルバレクの経歴を振り返ると、ファラオ・サンダーズやガトー・バルビエリらフリー・ジャズ系リード奏者の影響がむき出しのデビュー当時から、今⽇のガルバレクが奏でるイージー・リスニング・エスノ・ジャズに⾄至るまで、絵に描いた様に明快な軌道が⾒見見える。それをそのままノルウェーのジャズの歴史と解釈する者は少なくないだろう。しかし70〜80年代を通して続いたガルバレクとその仲間たちの⽀配的な影響⼒の影で様々な⾳楽スタイルがうごめき、数多くの知られざる物語が展開していた。フローデ・イェシュタはその中でも特に重要な物語の主人公である。
1948年スタヴァンゲル市に⽣まれたイェシュタは根っからの前衛ジャズ・ミュージシャンである。元々はトランペット奏者として即興演奏に携わるようになったものの、アルバート・アイラーやエリック・ドルフィーに魅了されて 21歳でサックスに転向。71年年から数年の間ノルウェーよりもフリー・ジャズが盛んだったスウェーデンに滞在し、多くのミュージシャンと共演。75年にスタヴァンゲルに戻るや否や、同じく地元出⾝の鍵盤奏者アイヴィン・オネ・ペダーシェンと意気投合、即興演奏を様々な側面から探るべくデュオとして、更に他の演奏家も交えながら活動を続ける。
81年、イェシュタは SME(Spontaneous Music Ensemble)の創⽴メンバーとして知られるイギリス人ドラマー、ジョン・スティーヴンスと運命的な出会いを果たす。イェシュタ、ペダーシェン、スティーヴンスはトリオを結成し、これをDetailと命名。翌年ペダーシェンの退団と共に南ア出身のベーシスト、ジョニー・ディアニが参加。ディアニの没後(86年)はポール・ロジャーズ、続いてケント・カーターがベースを担当した。Detailは時にボビー・ブラッドフォード(tp)やビリー・バング(vln)を4⼈目のメンバーとして迎えながら 94年にスティーヴンスが他界するまで活動を続けていた。
Detail の面々に加え、イェシュタはこれまでボラ・バーグマン(p)、ニック・スティーヴンス(b)、ルイ・モホロ(ds)、ポール・ラザーフォード(tb)、ペーター・ブロッツマン(s、cl)、ハミード・ドレイク(ds)、ウィリアム・パーカー(b)、エヴァン・パーカー(s)ケヴィン・ノートン(ds)、トニー・マーシュ(ds)、サビール・マッティーン(s)、ハン・ベニンク(ds)といった、正にインターナショナルな強者たちと共演したりグループを組んだりしている。
また、イェシュタはノルウェーの若手にもアヴァンギャルド・ジャズの魅力を伝えるべく、90年代初頭スタヴェンゲルにてCirculasione Totale Orchestraを結成。フリー・ジャズ界有数のこのビッグ・バンドは当初から積極的に電気楽器やロック・リズム、エレクトロニクス、ノイズ等を要素として取り⼊入れ、定期的にではあるが現在も意欲に満ちた活動を続けている。この実験的なグループの初代メンバーには期待の新鋭ポール・ニルセン・ラヴもいた。
Circulasione Totale Orchestraと行行して、より⾝軽な編成を実現するべくイェシュタはオーケストラの心臓部であるニルセン・ラヴ(ds)、オイヴィン・ストレスン(b)と共に Frode Gjerstad Trio を結成、国際的な活動をスタート。2011年にベーシストがストレスンから若手の逸材ヨン・ルーネ・ストレムにバトンタッチしたことにより、今回来⽇するのはますますパワーアップした新⽣フローデ・イェシュタ・トリオである。
フローデ・イェシュタのアルト・サックスは⽇本のファンにきっと強烈な印象を与えるであろう。有り余る程のスピード感とパワーはもちろん、極めて肉声的な⾳色も凄まじく、まるで魂の叫びのように聴く者の胸元に突き刺さる。ペーター・ブロッツマンはイェシュタをズバリ「アイツは吹ける!」と評している。
アトミックやザ・シングを始めとする数多くの⼈気グループでも活躍するポール・ニルセン・ラヴにとってイェシュタは師匠であり、⾳楽的な育ての親である。2⼈人の共演暦はほぼ四半世紀とあって、互いに⼿の内を知り尽くしている。従ってニルセン・ラヴのもっとも⾃由で伸び伸びとした演奏がこのトリオで聴かれる。ストレムはまだ 29歳だが、早くもノルウェーのナンバーワン・ベーシストの地位を脅かす存在であり、その⽣々しい⾳色と豪快な指使いのインパクトは⼤きい。
永く太い絆から滲み出る精神性、新鮮な⾎の混⼊から⽣まれたエナジー。フローデ・イェシュタ・トリオの来⽇公演は必ずやあなたの⾝も⼼も動かすことでしょう。
プレスリリース
http://frodegjerstad.com
http://www.paalnilssen-love.com
FRODE GJERSTAD TRIO
Frode Gjerstad, alto saxophone and clarinets
Jon Rune Strøm, acoustic bass
Paal Nilssen-Love, drums
The trio had their debut concert at the Blow Up festival in Oslo, Norway; summer 2011. Since then they have toured Norway, USA and Australia and recorded several CDs. Gjerstad and Nilssen-Love´s collaboration goes back to 1992 when Frode formed Circulasione Totale Orchestra together with a rock band and Paal. Since then, they have worked together in various settings as duo, trio and quartets; sometimes featuring guests like Jeb Bishop, Bobby Bradford and Peter Brötzmann.
CD releases include a handful of 14 titles with various groups on different labels all around the world. Amongst them are "The Blessing Light" from 2001 on Cadence rec., "Sharp Knives Cut Deeper" on Splasch rec. with Peter Brötzmann, "Last First" on Falcata Galia rec. and "St.Louis" on FMR rec, "Mothers and Fathers" and "Nothing is Forever" on CTO rec. Latest release is on PNL rec, "Hide Out". Next out is a recording from December 2013, recorded live in concert in Moscow.
The trio's music has its roots in the free-jazz tradition, the way it was defined by Coleman, Mingus, Dolphy and Coltrane. All tough, the trio also takes inspiration from the European free scene.
Frode Gjerstad has for many years declared his enthusiasm towards small line-ups, and especially trio. The trio line up gives space for the musicians, but is at the same time very depending on the musician's physics and musicality. With over 20 recordings as a leader he has established himself as a major saxophonist on the international scene. His trio´s has included Johnny Dyani, Kent Carter and John Stevens, William Parker and Rashied Bakr, and; William Parker and Hamid Drake, whom he toured in Europe with in 2010.
Jon Rune Strøm has emerged the Norwegian scene as a bassplayer with extremely high energy and stamina. Taking inspiration from William Parker, Johnny Dyani and Harry Miller, he represents a new generation of Norwegian bassplayers.
Paal Nilssen-Love is Norway's most active drummers and has established himself as a powerful and a most dynamic musician through regular groups with Mats Gustafsson, Ken Vandermark, Peter Brötzmann and Terrie Ex amongst others.
The trio did an extensive tour of Australia and New Zealand in January 2012 and also in North America in December 2012, then a longer tour in South America in April 2013 and Europe (including Russia) during the fall of 2013. Next out is Japan in May 2014.
http://en.wikipedia.org/wiki/Frode_Gjerstad
http://www.paalnilssen-love.com/band_frodegjerstadtrio.html
http://www.discogs.com/artist/331019-Frode-Gjerstad-Trio