Screening / Discussion
A.K.A. Serial Killer
Directed by Adachi Msao|Japan|1969|85min
足立正生『略称・連続射殺魔』上映/トークイベント:風景論と現在
ゲスト: 鈴木淳(アーティスト)、山内 光枝(アーティスト)、森元斎(哲学者)、シェーン・ボーデン(deterra)
2014.09.13.sat.|Art Space Tetra Fukuoka
福岡市博多区須崎町2-15|092-262-6560|http://www.as-tetra.info/
Open 17:00|Start 18:00|1500 yen (plus 1 drink)
Adachi Masao, A.K.A. Serial Killer, 1969
Screening / Talk
The Ugly One(Fukuoka Premiere)
Directed by Eric Baudelaire|France|2013|101min
エリック・ボードレール『The Ugly One』上映・トーク
ゲスト:足立正生氏
2014.09.19.fri.|KBCシネマ1・2
福岡市中央区那の津1‐3‐21|092-751-4268|http://www.h6.dion.ne.jp/~kbccine/
Open 19:00|Start 19:30|2000 yen
Eric Baudelaire, The Ugly One, 2013.
Adachi Masao: Talk
Cinema/territory/Action
足立正生氏トーク「シネマ/テリトリー/アクション」
2014.09.20.sat.|Art Space Tetra Fukuoka
福岡市博多区須崎町2-15|092-262-6560|http://www.as-tetra.info/
Open 14:00|Start 14:30|1500 yen (plus 1 drink)
Screening / Talk
Il se peut que la beauté ait renforcé notre résolution / Masao Adachi (Fukuoka Premiere)
Directed by Philippe Grandrieux|France|2011|74min
フィリップ・グランドリュー『美が私たちの決断をいっそう強めたのだろう/足立正生』上映・トーク
ゲスト:足立正生氏
2014.09.20.sat.|KBCシネマ1・2
福岡市中央区那の津1-3-21|092-751-4268|http://www.h6.dion.ne.jp/~kbccine/
Open 20:30|Start 21:00|2000 yen
Philippe Grandrieux,
It May Be That Beauty Has Reinforced Our Resolve – Masao Adachi, 2011.
© Philippe Grandrieux / EPILEPTIC- 2011
Against 2014では映画監督足立正生関連のフィルム上映を主催。今イベントでは足立正生の近年の映画プロジェクトやその活動内容、また足立が展開させた風景論やそれに関するディスカッションに焦点をあてていく。福岡では初上映となる、足立による脚本をエリック・ボードレールが手掛けた『The Ugly One』、そして2011年に作られた足立正生についてのドキュメンタリー映画である、フィリップ・グランドリュー監督『美が私たちの決断をいっそう強めたのだろう/足立正生』を上映。両作品共に上映後は足立正生への質疑応答セッションあり。また各上映後セッションとは別に、風景論や、同時代の私たちですら上映の機会に立ちう会うことがほとんどない1969年の連続殺人犯永山則夫ドキュメンタリーである足立作品『通称・連続射殺魔』についてのディスカッションも企画している。
日本映画史の中でひときわ物議を醸す人物である足立正生。その活動は映画監督としてだけでなく、映画脚本家、俳優、そして日本と中東での活動家と多岐にわたっている。50年以上の経歴と共に足立は実験映画、ピンク映画、そしてドキュメンタリーと、ジャンルを自由に横断しながら作品をつくり、また彼の脚本は若松考二、大島渚、エリック・ボードレールによっても作品化されている。足立の日本赤軍とのかかわりはその後日本と中東において具現化されてもいる。北九州に生まれ、東京で暮らす足立は今、新作準備中。The Against 2014: Fukuoka Extreme Film Festival……このイベントは日本のラディカルな映画の象徴である足立正生に邂逅することができる類希なる絶好の機会である。
足立正生
1939年福岡県生。1959年、日本大学芸術学部映画学科に入学。日大新映研(日本大学新映画研究会)に所属。在学中に自主制作した『鎖陰』が話題となる。その後、低予算映画の勉強のために若松孝二の独立プロダクションに加わり、革命と性をモチーフとしたピンク映画の脚本を多数執筆。1966年『堕胎』で商業デビュー。永山則夫を題材とした『略称・連続射殺魔』を佐々木守・松田政男らと共同製作し「風景論」を展開。1971年のカンヌ映画祭の帰路、若松孝二とパレスチナへ渡り、日本赤軍、並びにPFLP(パレスチナ解放人民戦線)のゲリラ隊において共闘し、その日常を描いた『赤軍―PFLP・世界戦争宣言』を製作。1974年以降は、映画活動を休止し、重信房子率いる日本赤軍に合流。国際指名手配される。1997年、岡本公三ら4人とともにレバノンで逮捕抑留され、3年の禁固刑ののち日本へ強制送還。警視庁は足立正生ら3人を逮捕(岡本公三はレバノンへの亡命)。旅券法違反で起訴され、懲役2年・執行猶予4年の判決が下る。2006年、赤軍メンバーの岡本公三をモデルにした『幽閉者 テロリスト』を発表した。今もなお、足立正生のレトロスペクティブは世界中で上映されている。
FILMOGRAPHY
『椀』(1961)
『鎖陰』 [CLOSED VAGINA (aka SA-IN)](1963)
『堕胎』[ABORTION (aka DATAI)](1966)
『避妊革命』[Hininkakumei](1966)
『銀河系』[GALAXY (aka GINGAKEI)](1967)
『性地帯 セックスゾーン』[SEXUAL ZONE (aka SEI CHITAI)](1968)
『性遊戯』[SENSUAL GAME (aka SEIYUGI)](1969)
『女学生ゲリラ』[FEMALE STUDENTS GUERILLA (aka JOSAKUSEI GERIRA)](1969)
『略称・連続射殺魔』[A.K.A. Serial Killer](1969年、佐々木守・松田政男共同製作)
『叛女・夢幻地獄』[DREAM HELL (aka HANJO MUGEN JIGOKU)](1970)
『噴出祈願 15歳の売春婦』[Gushing Prayer: A 15 Year Old Prostitute] (1971)
『赤軍―PFLP・世界戦争宣言』[The Red Army/PFLP: Declaration of World War](1971)
『幽閉者 テロリスト』[Prisoner/Terrorist](2007)
イベントのお問い合わせはすべて deterra まで
sw8@gol.com